すでに下剤の使用が常習化していて、薬なしでは排便できないという人は、
便秘の中でももっとも症状が重い重度の便秘症ということになります。
この段階まできてしまうと、短期間で便秘の治療をすることは困難なので、
焦らずに少しずつ自然な排便力を取り戻すよう努力していく必要があります。
症状の完治までは時間がかかるかもしれませんが、
医師や薬剤師と相談をした上で、無理せず根気よく対策を取っていきましょう。
この段階の人は焦って便秘を治そうと考えると逆効果になるので、根気よく対策を続けることが大事です。
自力での排便が困難になるほどの重い症状の人の中には、
単純な便秘だけではなく、他の病気などが原因となっていることも考えられます。
例えば過去に何らかの理由で開腹手術などをした経験がある場合は、
手術後の癒着などが原因で便秘になっている可能性があります。
このような場合は、一般的な便秘薬をいくら飲んでも原因を解消することは出来ないので、
まずは自分の便秘の原因をしっかりと調べて、適切な対応を取ることが大切です。
またもちろん、病気が原因で便秘になっているのではなく、
長期間の下剤の利用によって、腸の機能が著しく低下しているせいで便秘になっていることもあります。
この場合には、下剤の量を少しずつ減らしていくなど別の対策が取れますので、
とにかく、「現在の自分の体の状態」を一度詳しく調べてみることから治療を始めましょう。
重度の便秘で悩んでいる人の場合、急激な対策はかえって逆効果となりかねません。
特に、いきなり薬をやめようとしても苦しい思いをするだけなので、
急に薬をやめるのではなく、まずは薬の量を減らすことから意識していきましょう。
薬の量のコントロールに関しては、自分一人ではなかなか難しいことが多いので、
なるべく早めに病院に行って、医師の指導の下に計画を立てることが重要です。
便秘の場合、病院に行かずに自分で薬を買って飲む人がほとんどですが、
重度の便秘の人は、必ず病院に行って、医師の診察を受けるようにしましょう。
医師の指導の下で薬の量をコントロールしながら、
あわせて自然な排便力を取り戻すための対策も行っていかなければなりません。
具体的には、衰えてしまった腸の機能を回復する必要があります。
そのためにはこちらの記事で解説した腸内環境の改善メニューを根気よく続けていきましょう。
もちろん、オリゴ糖やヨーグルト、ラクトフェリンなど、
腸内環境を改善するのに役立つ食品は意識して食べるようにしたいところです。
ただし、食物繊維の摂取に関しては、
場合によっては苦しい状態を招く恐れがあるので、様子を見つつ量を調整しましょう。
すでに排便力が無い状態では、腸に便がたまってしまい苦しくなることがあるためです。
重度の便秘を解消するためには、上手に薬の量をコントロールすることと、
根気強く腸内環境を改善していくことが求められます。
場合によっては半年から一年以上の期間がかかる事もありますので、
焦らずに、じっくりと落ち着いて対処していくためにも、
自分一人で悩まずに、医師に相談して二人三脚で解消に向けて努力していきましょう。
